Server ManagerはベースOSからインストールできるマネージャですが、今回はfabでのインストール方法を紹介します。
Fabではtestbed.pyというコンフィグファイルからContrailをプロビジョニングします。
OpenStack,Contrailコントローラ,コンピュートノードが自動設定できます。
今回は全てを1台にインストールする方法と、コントローラとコンピュートノードを別々にインストールします。
まず、Contrailのインストールパッケージをダウンロードし、展開します。
インストールパッケージは、OpenContrailWiki(https://sites.google.com/site/opencontrailwiki/)からdebパッケージをダウンロードできます。
ダウンロードしたら dpkg -i <ダウンロードしたパッケージ> で展開し、cd /opt/contrail/contrail_packages/ にある setup.shを実行します。このスクリプトは必要なファイルをOS上に展開します。
展開がおわったらtestbed.pyを作成しますが、雛形があるのでそれを利用します。
シングル構成用のテンプレートは/opt/contrail/utils/fabfile/testbeds/testbed_singlebox_example.py です。同一ディレクトリにtestbed.pyのファイル名でコピー。
コピーしたらファイルを開き、以下の部分を編集。
host1 = 'root@1.1.1.1'
シングル構成のためhost1のみでOK、1.1.1.1をインストールするサーバのIPアドレスに変更する。host_build = 'root@1.1.1.1'
1.1.1.1をインストールするサーバのIPアドレスに変更する。fabを使うとリモートインストールが可能です。env.roledefs =の部分はシングル構成の場合、テンプレートの変更は必要ありません。
次回、複数構成の際に解説します。
env.openstack_admin_password = 'secret123'
KeystoneのAdminパスワードを入力。このパスワードでHorizonやContrailのGUIにアクセスする。env.password = 'secret'
env.passwords = {
host1: 'secret',
host_build: 'secret',
}
secretをサーバのrootのパスワードに変更する。変更したら、/opt/contrail/utils/ ディレクトリに移動し、fab install_contrailで全てのパッケージをインストールし、fab setup_allでコンフィグのセットアップを行う。
WikiからダウンロードしたR1.20パッケージの場合、必要ファイルが足りないので以下のパッケージをインストールた後にfab install_contrailを実行します。
wget http://security.ubuntu.com/ubuntu/pool/main/n/nspr/libnspr4_4.10.7-0ubuntu0.12.04.1_amd64.deb
wget https://launchpad.net/ubuntu/+source/boost1.54/1.54.0-2ubuntu3/+build/5098464/+files/libboost-system1.54.0_1.54.0-2ubuntu3_amd64.deb
wget https://launchpad.net/ubuntu/+source/boost1.54/1.54.0-2ubuntu3/+build/5098464/+files/libboost-thread1.54.0_1.54.0-2ubuntu3_amd64.deb
dpkg -i libnspr4_4.10.7-0ubuntu0.12.04.1_amd64.deb
apt-get install libnss3-1d
dpkg -i libboost-system1.54.0_1.54.0-2ubuntu3_amd64.deb
dpkg -i libboost-thread1.54.0_1.54.0-2ubuntu3_amd64.deb
シングル構成のtestbed.pyのサンプルはこちら
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