2016年4月19日火曜日

Contrail R3.0のマニュアルインストール ubuntu編(1)

Contrailのインストール方法はFabricを使う方法と、Contrail Server Managerでインストールする方法がありますが、マニュアルでもインストールができます。 AnsibleやChefなど、自分で使いたい構成管理ツールを使う場合、マニュアルでインストールする方法を理解することで、構成管理ツールに組みこくことができます。

今回は、ContrailのHA構成でインストールします。インストール手順は以下のとおりです。
  1. Contrailのリポジトリ作成と共通コンフィグの設定
  2. HAモジュールのインストール
  3. Contrail Database Nodeのインストール
  4. Contrail Support Serviceのインストール
  5. Contrail Config Nodeのインストール
  6. Contrail Control Nodeのインストール
  7. Contrail Analytics Nodeのインストール
  8. Contrail WebUIのインストール
  9. 初期コンフィグの設定
  10. Compute Nodeのインストール
  11. 動作確認
数は多いですが、ほとんどコピペで 設定できるように構成しています。

Contrailインストールの前提条件 
  • Contrail のバージョンはjuniper.netで配布されている、3.0を使用します。 
  • Contrailをインストールする前に、Neutron以外のOpenstackコンポーネントはインストールしてください。
  • Ubuntuは14.04.2を使用します。IPアドレスやデフォルトゲートウェイなどの基本設定は行ってください。
以下の物理構成でインストールします。
ManagementはSSHなどの管理用で、Control/DataはContrailのコントロールトラフィックや実際のユーザーデータで使用します。


各NodeのIPアドレスとホスト名
Contrail
10.84.50.131    contrail1
10.84.50.132    contrail2
10.84.50.133    contrail3
Openstack
10.84.50.134    openstack
Compute
10.84.50.135    compute1
HAのVIP
172.27.115.159
10.84.50.139

ユーザーIDとパスワード
Neutron
neutron / password
Openstack Admin
admin / password

Openstackにインストールされているコンポーネント
Keysotne
Nova
Cinder
Glance
Horizon

次は、Contrail用のリポジトリの作成と、共通設定項目です。

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